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2008.05.09 Friday 久々の悪戦 苦闘
先日、インプラントの大家でブログに掲載したが、その方の3本のインプラントの2次手術を行った。

日本でインプラントを行う歯科医師は、その先生の名前を知らない人はいないほど高名な先生により、そのインプラントは1992年ごろ行われた。その後順調 であったが、3年前ほどに、上部構造体(冠)が脱落。なじみの近医にて見てもらったところ、手が付けられないということで放置されたということであった。 X線の結果から、フィクスチャ(骨内に埋め込まれるチタン製のネジ)にはカバースクリュ(フィクスチャのインターフェイスを塞ぐキャップネジ)が装着され ていない。フィクスチャは適度に歯肉に被覆され、腫脹と自壊を繰り返しているようだ。

使用されているインプラントシステムはブローネマルクシステムで、極めてノーマル。おまけに執刀医からのサイズの情報提供も受けており、イージーケース と、2次手術(頭出し手術)を行った。

しかし開けて見てビックリ。フィクスチャのインターフェイスには、何か得体の知れない灰色の物質が詰まっていた。おまけに、8番相当部(親知らず)に埋め こまれた1本のフィクスチャはどうやら最初からスリーピングになっているようだ。スリーピングとは、フィクスチャを埋めるだけ埋め、使用しないことを言 う。方向が明らかに悪く、保険的に埋入したものの、使用するには難しいと判断したのだろう。

さて、この未知の物体“グレー”触ってみると、1本は柔らかく、もう一本は硬い。柔らかいほうは、探針にて取り除くことは容易で、シリコーン系の印象材か 何かだと推測できた。しかし、もう一本の方は硬く、探針で引っかいてもびくともしない。マイクロスコープ下で超音波スケーラーを用い、慎重に格闘すること 1時間、やっとの思いで、セメントらしき物体“グレー”を取り除いた。気分は爆弾処理班。

フィクスチャ内部にはアバットメント(土台)を接合させる雌部のネジがある。ネジ穴を塞いでいるセメントを取り除くのは良いが、その結果、ネジ山を壊して しまっては、アバットメントを接合できなくなる。フィクスチャのインターフェイスを壊してしまえば、セメントにより閉鎖されたフィクスチャと同様、骨内か ら摘出をしなくてはならなくなる。

フィクスチャ摘出となれば、患者さんにとって、時間、労力、費用全てが無駄になり、しかも術後の不快事項も大きくなる。

3年前に行かれた、なんじみの歯科医院では、良かれと思いそのようなセメントの流込みを行ったのであろうが、是非、対処する次の人のことまで考えていただ けたら、私も、患者さんも苦労しなくて済んだのだが・・・


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