本症例は40才代前半の女性で、前歯部の歯肉の腫れを主訴として来院。
約6ヵ月
臨床所見から全身疾患を疑い、内科への受診を促したところ、重度の糖尿病と判明。内科的な治療と並行して歯周治療を行った。写真は上部が術前、下部が術後で、メインテナンスに入り5年目の状態である。前歯部の歯間離開までの治療は希望していないためそのままである。
歯周病の治療は進行を止める治療であり、完全に元の状態に戻す治療ではありません。歯周病治療の成功させるには患者自身の口腔衛生管理は非常に重要です。また生活習慣の改善が必要となる場合があります。歯周病の原因は除去できないため、再発のリスクが常にあります。