本症例は20代女性、上部構造物脱離で来院。
3か月(根管治療の回数6回)
上部構造物の脱離を主訴に来院。デンタルX線写真を撮影したところ近心根に器具の破折が認められ、根尖相当部に透過像が認められた。咬むと違和感があるとのこと。根充材を除去すると近心根内壁にストリッピング(パーフォレーション)が認められた。マイクロスコープ下にて破折ファイルを除去し、MTA系のシーラーを用い根管充填を行う。
2年3か月後メインテナンス時にデンタルエックス線写真撮影を行う。痛みもなく経過は良好である。
感染根管治療の術後は一時的に痛みが生じることがあります。