本症例は70歳代の女性
約6カ月
全顎的な補綴治療を希望し紹介を受けた。全顎的に軽度から中等度歯周炎があり(Fig. 1, 2)、歯周病治療と共に義歯をはずしインプラント治療を行う計画を立案した。歯周病治療のみならず、装着されている補綴物は不良で、咬合平面も不ぞろいであるため、全ての補綴物は撤去し、根管治療も全て再治療を行う。義歯の装着されていた顎堤は、比較的良好で、インプラント治療に最適な骨量であった(Fig. 5)。通常埋入によりインプラントを行い、適正な咬合平面を付与した(Figs. 3, 4, 6)。
下顎のインプラントは下歯槽神経に障害を及ぼした場合,数か月の知覚異常が生じる場合があります。手術後のダウンタイム(痛みや腫脹が起こる期間)は約1週間です。