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特殊義歯症例4

ここでは訪問診療や特殊義歯などの症例について紹介しています。
訪問診療/その他
術式:無口蓋チタン床義歯

特殊義歯症例4

症例情報

本症例は60才代の女性。下顎のインプラント治療を希望して来院。

治療期間

約2.5か月

治療内容

インプラント治療終了後、上顎の総義歯の再製を希望。旧義歯の人工歯は破損しており、床も何度か破折し修理された後がみられた。吸着はさほど悪くはないが、体調により嘔吐反射がひどいことがあり、義歯を入れておけない時があるという。そこで、無口蓋義歯による義歯の新製を行うこととした。新義歯は口蓋を覆わないチタン床義歯とした。総義歯の無口蓋義歯は十分な吸着を得ることが難しい。残存歯がある場合、アタッチメントにより義歯の吸着を補うことができるが、残存歯のない総義歯では床の吸盤効果と頬筋や口輪筋のサポートを効果的に得る必要がある。新義歯の吸着は良く、片手による義歯の離脱はできないくらいである。

治療費
約50万円(施術時)*治療期間・治療費は自費診療部分のみの算出です。 *治療費は施術時の金額であり、時期や手法により異なる場合があります。
副作用
(リスク)

無口蓋の義歯は必ずしも皆さんに適応できる形態の義歯ではありません。

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