20才代後半 男性
約3か月
矯正治療後の歯根露出により矯正専門医より紹介。患歯は著しい歯根露出を呈しており、また、歯頸ラインの不一致からブラッシング不良による歯肉炎もみられた。ブラッシング指導により患歯のプラークコントロールが徹底され炎症が除去されたのちに施術された。根面被覆の方法は様々だが、審美的な配慮から結合組織移植(Fig.2)を、また、より理想的な両生を期待しエムドゲイン(Fig.1)を用いた。術後確実な術野の縫合を行う(Fig.3)ことがより良い治癒を得るポイントでもある。
結果、ほぼ100%の根面被覆を得ることができ、また、歯間乳頭ラインも下がることはなかった。
手術後は出血・痛み・腫れがおこります。手術をしても必ずしも歯肉が定着するわけではありません。