20代女性
約8カ月
本症例は20代の女性で、上顎前歯部のインプラント治療を某歯科医師より依頼を受け施術。欠損補綴を検討するも、クライアントの強い希望によリインプラント治療を行うこととした。欠損部は一見すると十分な骨量を有するように見えるが、写真(術中―咬合面観)のごとく、インプラント治療を行うには十分な骨量はない。そこで、人工骨(β-TCP)と自家骨による骨増生を行うこととしたが、自家骨の採取は微量と考えられたため、PRP(多血小板血漿)を併用した。結果、十分な骨量を確保することができ、インプラント治療が可能となった。
通常のインプラント治療と比べ、本術式は骨の増生を行うため、手術後のダウンタイム(痛みや腫脹が起こる期間)は長くなり2週間程度です。