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インプラント症例33

ここではインプラント治療を行った症例について紹介しています。
インプラント/骨増生
術式:インプラント+GBR

インプラント症例33

症例情報

本症例は50歳代の男性で、臼歯部の欠損補綴を依頼され紹介を受けた。

治療期間

約6カ月

治療内容

欠損部は数ヶ月前に歯内歯周病変により紹介元歯科医院で抜歯している(Figs.1,4)。最後臼歯部へのインプラント治療においては特に注意が必要な点がある。歯列の中で顎関節に最も近い最後臼歯は、歯の中で最大の咬合力を受けることになる。当然、その場合には、インプラントにおいても、物理的な咬合負担能力が高いものを選択するべきであるといえる。精査の結果、インプラント治療でも可能との判断から、1次手術を行ったが、抜歯窩の骨の治癒はほとんどしておらず(Fig.1)、理想的な位置にインプラントを埋入する(Fig.2)と周囲には2-5mm程度の空隙が出来てしまっている(Fig.3)。そのため、ボーンスクレイパーにて自家骨を採取し(Fig.8)、ゴアテックス膜を用いた骨再生療法を併用してインプラントを埋入した(Figs.5-7,9)。約4ヶ月の治癒期間を待つが、その間、ゴアテックス膜の露出は認められなかった(Figs.10,13)。2次手術の際(Fig.11)、膜を除去するとその下部のインプラント周囲には新生骨を認める(Fig.12)。新生組織の調整を行った後(Fig.14)、ヒーリングアバットメントを装着し、縫合した(Fig.15)。2次手術後2週間で抜糸を行うが治癒は良好で、十分な角化歯肉が保たれている(Fig.16)。歯肉の治癒後通法どおり印象を採り(Fig.17)、上部構造体を装着した(Figs.18-21)。

治療費
自費診療/約50万円(施術時、インプラント治療部分のみ) *治療費は施術時の金額であり、時期や手法により異なる場合があります。
副作用
(リスク)

下顎のインプラントは下歯槽神経に障害を及ぼした場合,数か月の知覚異常が生じる場合があります。手術後のダウンタイム(痛みや腫脹が起こる期間)は約2週間です。

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