本症例は40才代の女性で、上顎前歯部の審美障害を訴え来院。
約12か月
上顎右側中切歯(11)の陶材焼付鋳造冠の切端部が欠けたために来院。4前歯(12 11 21 22)の再治療と歯肉のメラニン色素の着色除去を希望。エックス線検査の結果、根管充填の不備も認められたため、再根管治療を行った後にファイバーポストを装着し、セラミックスクラウンを装着。後に、メラニン色素を電気メスで除去した。術後の写真は、メラニン色素除去後10ヶ月であるが、後戻り傾向は見られず、良好な経過をたどっている。
オールセラミックスクラウンはメタルクラウンと比較して、材料の厚みを確保するために歯を削る量が増えます。
メラニン色素の除去は歯肉の痛み・出血が起こります。ダウンタイムは1-2日程度です。